しまんとぴあ
地域のにぎわい拠点に、心地よい空間を。
[(仮称)四万十市文化複合施設建設工事(機械設備工事)]
豊かな自然に育まれた文化が息づく四万十市では、長年、市民に親しまれてきた文化施設(文化ホール・中央公民館・働く婦人の家)の老朽化が課題でした。ライフスタイルや価値観が多様化し、公共施設が担う役割も変化していることから、四万十市では3施設の機能を集約し、文化芸術活動による地域活性化の中核拠点として、新たな文化複合施設を完成させました。
音楽や演劇鑑賞に対応する大ホールと小ホール、展示室、交流ホールなどからなる文化複合施設の整備事業において、フソウが参画する共同企業体が建築設備工事を行いました。主な工事内容は、地上4階建て(面積約6,996㎡)の施設における空調、換気、排煙、給排水、衛生器具、ガス、給湯、消火などの設備一式の施工です。施設のシンボルである大ホールでは、大空間での快適かつ効率的な空調を実現するために床下吹き出し口による空調方式を採用。また、クラシックコンサートに適した静粛性を確保するため、空調や配管にはノイズや振動の制御対策を講じるなど、文化施設ならではの創意工夫が施されています。
種別 | 建築設備 |
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発注者 | 四万十市 |
施工場所 | 高知県四万十市 |
用途 | 複合文化施設 |
規模 | 混構造(SRC造、一部S造)/ 地上4階 / 6,966㎡ |
工事概要 | 空気調和、換気、排煙、自動制御、衛生器具、給水、給湯、消化、ガス、ろ過設備工事 一式 |
竣工 | 2023年10月 |
担当者より

設備のプロとして快適な暮らしを支える。
特に印象に残っていることは、大ホールの床吹き出し空調を検証するためにお客様と一緒に実験施設へ赴き、風量・風速・風向きのシミュレーションをしたこと。実際に体感しながら「快適さ」を追求し、最適な空調のパターンを導き出しました。
当たり前のことが当たり前に使える環境を作り出すことが設備の仕事。快適な暮らしを支える誇りを胸に、これからも取り組んでいきます。
エンジニアリング事業部 上岡