株式会社フソウ

GREEN TRANSFORMATION

GXの推進

フソウ独自のGXで地域と地球に最適解を。

グリーントランスフォーメーション(Green Transformation: GX)は、カーボンニュートラル実現の鍵として世界で注目されています。地球温暖化、大気・水質汚染、森林破壊などの環境問題に直面するなかで、「プラネタリーバウンダリー(地球の限界)」が広く認知され、温室効果ガスを排出しないグリーンエネルギーへの転換が加速しています。地域全体でのダイナミックな取り組みと地域共生を同時に実現する細やかさが求められるGXだからこそ、フソウにできることは数多くあります。地域に根ざした創エネや窒素循環、そして陸上養殖といった循環技術を支える環境整備など。人や地域社会を起点に持続可能性を追求してきた独自のアプローチで、地域を活かすGXを推進し、地球環境を未来へつないでいきます。

具体的な取り組み

  • 水力発電
    水力発電
    水力発電

    カーボンニュートラルに貢献する自然エネルギー。その一つである水力発電は、自然が織りなす水循環を利用するため、発電時に温室効果ガスを排出しない持続可能なエネルギーです。安定性にも優れた発電としてニーズが高まるなか、フソウは水のプロフェッショナルとして地域社会が抱えるさまざまな課題に向き合ってきた経験と実績を活かし、水力発電の推進に取り組んでいます。グループ会社と連携し、企画・設計・コンサルティングから資機材の調達、施設建設・導水路敷設工事までを一括で対応。落差を活かせる山間地域だけでなく、水量を活かした低落差での発電など、その環境特性に根ざした創エネシステムを導入し、持続可能なエネルギー供給を可能にします。

  • 消化ガス発電・地域バイオマスの活用
    消化ガス発電の仕組み
    消化ガス発電・地域バイオマスの活用

    再生可能エネルギーである消化ガスは、下水汚泥中の有機物に由来するメタンを主成分としたバイオ燃料。消化ガス発電とは、下水処理施設で回収した消化ガスを燃料として発電する仕組みです。二酸化炭素に次いで地球温暖化に影響を及ぼす温室効果ガスであるメタンを安全に回収し、役立つ電気に変えることから、温暖化防止と省エネの二重の効果を生む資源循環型発電として期待されています。フソウは下水処理施設における地域バイオマスの利活用を促進しています。生ごみ、し尿・浄化槽汚泥、家畜排せつ物等を下水処理施設で一体的に処理することで地域資源を無駄なく有効活用。効率的なエネルギー循環システムを創出します。

  • アンモニア吸着材による窒素循環技術
    アンモニア吸着剤による窒素循環技術
    アンモニア吸着材による窒素循環技術

    生態系に不可欠である一方、環境汚染の原因でもある窒素。肥料としての大量散布や燃料燃焼で排出された窒素化合物が大気や水を汚染し、生物多様性の損失にも影響しているのです。この地球規模の課題解決のため、フソウでは高い選択性を有するアンモニア吸着材を用いて、排ガスや排水中の低濃度の窒素化合物を回収後、燃料・資源化する「窒素循環システム」の実現に向けた取り組みを進めています。自社製造する「プルシアンブルー(Prussian Blue : PB)系吸着材」は、特にセシウムやアンモニアを選択的に吸着する特長があり、さまざまな用途での活用が見込まれます。

  • 陸上養殖における排水処理
    陸上養殖における排水処理
    陸上養殖における排水処理

    世界的な人口の増加に伴い水産資源の需要が増加する一方、乱獲による枯渇が懸念され、水産養殖の重要性が高まっています。しかし、海面養殖に適した場所には限りがあり、海洋汚染も問題視されています。そこで、注目されているのが、陸上に人工的に創設した環境下で養殖を行う「陸上養殖」です。フソウでは、魚介類の陸上養殖における排水処理を通じて、持続可能で安定的な水産物供給に取り組んでいます。

PAGE TOP