小滝平浄水場
施設内の斜面を活かした省エネ施設。
[小滝平浄水場改修工事]
福島県双葉郡広野町内の水道水は、浅見川上流にある大船水源地から取水し、土ケ目木地区にある小滝平浄水場で浄水を行い町内の大部分に供給しています。小滝平浄水場は、1964年に緩速ろ過方式の浄水方法で運用が始まり、水道水の需要が増加したため1973年に急速ろ過方式へ切り替わりました。
東日本大震災後は、沈殿池にそれまで沈降しきっていたフロック(濁質成分を固めたもの)が、一部ろ過機に混入してしまった状況だったため、フロック流出防止策を講じたものの水道水への放射性物質が混入する可能性が懸念されていました。本工事は、安心・安全な水道水を安定的に供給するため浄水場を全面改修する工事でした。3年度にわたる長期現場で施設を稼働しながらの工事であり、年度毎に新設切替および既設解体と計画的に実施しました。
種別 | 上水 |
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発注者 | 双葉地方水道企業団 |
施工場所 | 福島県広野町 |
工事概要 | 浄水場一式 |
竣工 | 2021年10月 |
備考 | 3,000㎥/日 |