お知らせ
東京都水道水源林「フソウの森」令和7年度 第2回活動報告 ~間伐作業を実施しました~
東京都水道局と協働による森づくりを推進
2025年9月19日(金)、株式会社フソウ(本社:東京都中央区)は、水道水源林の保全活動の一環として東京都水道局よりネーミングライツを取得した「フソウの森」において間伐作業を実施しました。今年度2回目の活動となる今回は、事業提携先の飛騨五木ホールディングス株式会社(本社:岐阜県高山市)において林業や木材を基軸にした地域づくりを手がける飛騨五木株式会社の社員も参加し、合計15人で森林保全や水循環の重要性について理解を深める機会となりました。

水を育む「フソウの森」
当社は、水インフラを支える企業として、山梨県甲州市に位置する「フソウの森」(2.77ha)で定期的に間伐作業を行っています。同エリアは、東京都水道局と締結した「東京水道~企業の森(ネーミングライツ)」協定に基づき、多摩川上流域の水道水源林保全の一端を担います。日常業務を離れ社員同士が部署を越えて同じ活動に取り組むことにより、「森と水のつながり」を肌で感じられる貴重な機会となっています。
戦略的提携を図る飛騨五木も参加
当社と飛騨五木ホールディングス株式会社は、2025年7月に持続可能な社会づくりを目的とした戦略的事業提携に関する協定を締結しており、同社は「ちいきで愛され、旅する五木」という理念のもと国産木材の利用促進に取り組んでいます。"水を扱うフソウ"と"木を扱う飛騨五木"、という異なる分野の企業が同じ活動を共にすることで、持続可能な社会に向けた連携の意義を改めて確認する一日となりました。

森林保全と水循環のつながりを体感
当日はフソウの森にて間伐作業を行い、汗を流しながら木々を伐ることで、健全な森を育てる苦労と大切さを体感しました。参加者からは、日頃にはない学びとともに、充実感や達成感を得られたという声が多く聞かれました。その後は、プログラムの一環として、飛騨五木が制作した林業をテーマにした対戦型のボードゲーム「FOREST BALANCE GAME」を体験。ゲームを通じて、実際に体験した間伐作業や持続可能な森づくりの意義と奥深さを、楽しみながら理解することができました。午後には小河内ダムを見学し、実際の治水の現場に触れることで、水道水源林と水の関係をより深く認識しました。

車を降り、間伐作業地まで歩いて移動

一見細く見える木でも、ノコギリの刃を入れるだけでも一苦労

飛騨五木制作のボードゲームを通じて森づくりを学ぶ

小河内貯水池管理事務所の方々から小河内ダムの説明を受ける
森と水を未来へつなぐ
当社は「水と共に生きる」を企業理念に掲げ、創業以来、水に向き合い続けています。今回の取り組みもその一環として実施したものであり、社員は間伐作業や学びを通じて、森を健全に保つことの重要性と、それが水を育むことにつながるという理解を深めました。また、飛騨五木の社員とともに活動したことは、企業の垣根を越えて持続可能な社会づくりを考える大きな意義がありました。今後も産業分野を超えた企業、地域社会と連携し、水道水源林の保全に継続して取り組むことで、次世代へ安全で豊かな水環境を引き継いでまいります。
ー本件に関するお問い合わせー
株式会社フソウ
経営戦略本部 経営企画部 広報課
Tel: 03-6880-2123 / Mail: koho@fuso-inc.co.jp