
人を知る
矢野 正人
部下とのコミュニケーションを大切に
技術本部長として、エンジニアリング事業部技術本部のマネジメントをメイン業務として、月1回の会議への出席や事業部が抱える課題を解決するための施策立案、部内で問題が発生しそうな場合にはその対策を一緒に考え、最終判断を行っています。
また、技術本部の業務として、上下水道施設の計画設計業務や産官学の共同研究プロジェクトの企業委員として参画し、学識者や他のエンジニアリング企業の技術者と議論しながら研究成果物の作成業務も行っています。
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これまでのキャリア
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- 1998年
- 入社。大阪の工事部門で施工管理職として従事。
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- 1999年
- 大阪の技術部門で設計職として活躍。
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- 2015年
- 大阪・技術部門の課長へ。
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- 2016年
- 技術開発部へ異動。
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- 2019年
- 技術の責任者として技術部門へ。
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- 2021年
- 技術部門本部長に就任、現在に至る。
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学生時代に学んでいたこと
大学は工学部応用化学科に入学しました。4年生に進級する際に、水処理を研究している研究室に入りました。その後、大学院修了までの3年間、下水に含まれている嫌気好気活性汚泥法を活用したリンの除去方法に関する研究を行っていました。
1.フソウに入社を決めた理由・きっかけ
1.フソウに入社を決めた
理由・きっかけ
学生時代に研究していた水処理の研究を継続してみたい、という想いがありました。フソウでは当時、水処理研究所(現在のテクノセンターラボ)があり、そこで業務を行ってみたいと思い、入社を決めました。
2.マネジメントという立場において、
大変なことはどのようなことですか?
2.マネジメントという
立場において、大変なことは
どのようなことですか?
エンジニアリング事業部はソリューションデザイン事業部、建設事業部、環境事業部といった他の部署と連携したプロジェクトを行っており、各事業部からの依頼に対して担当部署を確定して業務を進めています。
プロジェクトの工程管理や、約50名弱在籍している技術本部員のマネジメントを確実に行う必要があるため、その点が非常に大変だと感じています。
問題が発生するとプロジェクト全体に影響を与えるため、事前に察知できるように確認し、課長と相談しながら適切な対応をとるよう指示をしています。
3.多くの部下を見ている中で、
設計職として活躍している人の特徴は?
3.多くの部下を見ている中で、
設計職として
活躍している人の特徴は?
一言で言えば、非常に実直な人が多い、という印象を持っています。技術本部員の皆さんは複数のプロジェクトを同時並行で進めていくために非常に努力をしています。
具体的にはお客様が求めている要求事項を正確に理解した上で、営業本部、調達本部、工事本部といった社内をはじめ、協力業者との打合せを密に行い、設計作業を進めていくことで品質の高い成果を出しています。
4.現在、社員が働きやすい環境づくりを目指して
労働環境の整備等を進めている段階と思いますが、
入社後から変化した会社の労働環境について教えてください。
4.現在、社員が働きやすい
環境づくりを目指して
労働環境の整備等を進めている
段階と思いますが、
入社後から変化した
会社の労働環境について
教えてください。
入社した当時は究極のOJTというか、現場で自ら業務を理解する、という風潮があったように感じています。業務がわかってきた段階では、プロジェクトを一人ですべてやる、というのが常態化しており、問題が発生した場合も対応が後手にまわる、ということが多く発生していました。
現在は労働環境の整備としてマニュアルに基づいた業務の標準化、それに対する教育制度の拡充を進めています。また、プロジェクトも複数人数で構成し、チームとして組織対応を行うという環境を整備しており、労働環境の改善や連携体制の強化を図っています。
また、技術士取得のための勉強会も社内で企画・実施しています。私が技術士を取得した際は、独学で取得することが当たり前という状況でしたが、今では会社全体でサポートし、部下のキャリアアップを支援しています。
5.心に残る先輩からの教え
後進育成についてです。部下がうまく業務を進めることができていない時に、「なぜできないのか?」という問いかけではなく、「何がわからない?」と問いかけ、相手の状況を正しく理解した上で業務を進めていくように、とアドバイスをもらったことが印象に残っています。
6.今後の目標
それぞれの地域が抱える社会課題に対して、フソウのエンジニアリング力で解決策を提案し、様々なステークホルダーから「フソウに相談してよかった」と言われる、エンジニアリング事業部の組織体制強化を目指していきたいと考えています。
社員のとある1日
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- 8:30
- エンジニアリング事業部の朝礼を行い、工事本部と技術本部の情報共有を行います。
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- 10:00
- 建設事業部と新規に受注したプロジェクトについての共有を行い、エンジニアリング事業部の体制について検討を行います。
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- 12:00
- 会社の近くのお弁当屋に昼食を買いに行き、オフィス内で食事をとっています。
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- 13:00
- 産官学共同研究プロジェクトの資料を部下と一緒に作成し、協力会社へ提出します。
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- 15:00
- 技術本部の責任者と各課における業務状況の確認を行います。
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- 18:00
- 明日の業務内容の確認を行ってから帰宅します。

休日の過ごし方
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現在は単身赴任中なので家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。
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定期的に家族旅行へ行ったり、長男が電車好きなこともあり、いろいろな電車を見て家族との思い出作りをしています。